「美容鍼」と「エステ」の違いについて
個人的な見解ですが、ご説明させていただきます。
アプローチする場所が違う
お肌はミルフィーユ状に何層にも重なってできています。
大きく分けると、
表面から
①皮膚⇒②皮下組織⇒③筋肉⇒④骨
(さらに①の皮膚は表皮層と真皮層に、
らに表皮層は、角質層、顆粒層、有棘層、基底膜に分かれます)
美容鍼は
鍼を刺入する深さによって、
①⇒⇒⇒⇒③まで刺激を与えます。
①の表皮には、
鍼によって傷がついた細胞の再生力を高めることで、
コラーゲンやエラスチンを作る場所を刺激して将来的な肌弾力の低下を予防します。
②の筋肉、皮下組織には、
細動脈・細静脈・リンパ管が通っており、
筋肉をゆるめて血流をあげることで代謝を一気に引き上げます。
美容鍼は総合的に自分が本来持っている再生力や代謝力、筋力を引き出せるように底上げします。
本来の力が高まったお肌は、代謝や自己回復力が進み、お肌の状態を改善していきます。
エステでは届かない筋肉・筋膜に直接アプローチしていくので、フェイスラインのたるみ、ほうれい線、おでこの横ジワといった筋肉に原因があるお悩みの改善にもつながります。
エステのトリートメントやホームケアなどのお化粧品は
①の浅い部分に効いてきます。
(肌に浸透するような商材・機械などを使用した場合に限りますが)
お肌に足りない栄養素や、お悩みに合わせた栄養素を与える事により、
老化の原因となる酸化・糖化・炎症を抑え、細胞の代謝活性を高めます。
栄養成分をお肌に直接補うことによって自分の力以上に、細胞の若返りを手助けしてくれます。
それぞれ補足が必要
▶エステだけでは「与える美容」のみ
お肌の深層の代謝がそもそも落ちているところにどんなに良い美容成分を表面から与えても、
お肌の深部の血流・代謝が落ちていては有効活用できませんし、効果は持続しません。
▶美容鍼だけでは「老化肌を変えていくには弱い」
どんなに深部の代謝・血流をあげても、やはり年齢を重ねたことによる肌細胞の衰えはあります。
10代~20代前半の代謝が活発な方は別として、
お肌を年齢以上に美しく保つためには自分の活性力以上の美容成分の補充が必要だったります。
結論
美容鍼もエステも目的や効能が異なります。
しかし
年齢肌にはどちらの刺激も大切なこと。
本来ならば、順番に定期的に取り入れてあげるのが1番です。
強いて言えば、
お顔の全体的なたるみには、深層の筋肉に直接アプローチできる美容鍼の方がおススメです。
シミやくすみ、小じわ、ニキビなどの皮膚表層のお悩みにはエステやホームケアの方がおススメです。
例えばこんな方法で
じっくり土台から整えていきたい方、
今お使いの基礎化粧品(浸透するタイプ)の効果を最大限に活用したい方は、
美容鍼を始めてみるのも良いかと思います。
施術前後の見た目の変化率でいうと、
やはり高濃度の美容成分を浸透させるエステトリートメントの方が
施術前後での肌変化は高いです。
すぐに何かしらのお肌変化を求めるなら、
エステトリートメントが良いかと思います。
どちらもアプローチしている場所、目的が異なりますので、
2つの違いを踏まえた上でお選びいただくのが良いかなと思います。(^^)
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