若々しいお肌の秘密は
赤ちゃんのお肌は、プヨプヨもっちり、ちょっとしたひっかき傷なんかはすぐ治っていきます。
成長が著しい細胞の再生力は素晴らしいですね。
大人になると、細胞の再生力は年齢とともに落ち、お肌の乾燥や張りのなさ、シミなどが出てきます。
どうしたって加齢による細胞老化は止められませんが、時々年齢の割に若々しいお肌の方もいます。
「どんな化粧品を使っているのか」
「どんなお手入れをしているのか」
「何か特別な事をしているんじゃないか」
と、聞きたくなりますが、
みずみずしいお肌を作るメカニズムが何なのか・・・答えは「真皮層の中」にあります。
真皮層の線維芽細胞を活性化させることがカギ
お肌はミルフィーユ状にいくつもの異なる細胞層が重なってできています。
大きく分けると「表皮層」「真皮層」「皮下脂肪層」
その中でも「真皮層」にいる「線維芽細胞」が若々しいお肌の秘訣!
線維芽細胞は
①コラーゲンを作り出す
コラーゲンは真皮層の70%を占めるたんぱく質で、お肌の「ハリ」に関わります。
②エラスチンを作り出す
エラスチンは真皮層の2%を占めるタンパク質で、お肌の「弾力」に関わります。
③ヒアルロン酸を作り出す
ヒアルロン酸は網目状のコラーゲンの間を埋めるゼリー状のもので、真皮の構造を安定させます。
1gで約6ℓの水分を保持することができると言われています。
若々しいお肌に必須な「ハリ・弾力・潤い」はすべて真皮層の線維芽細胞が作り出しています。
線維芽細胞が減少すると・・・
線維芽細胞は真皮層にある細胞で、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作り出す美肌の元の細胞です。
線維芽細胞は細胞の分裂周期が早いので、古くなったらすぐに細胞分裂をして新しい線維芽細胞を作り出します。
私たちの体は、線維芽細胞の働きが活発だと新陳代謝が正常に行われ、みずみずしい弾力のあるお肌を維持することができますが・・・
紫外線や乾燥、さまざまな環境因子で発生する活性酸素によって、新陳代謝が鈍り、線維芽細胞は不活発になったり数そのものが減少したりします。
そうすると、
コラーゲンやエラスチンの変性、ヒアルロン酸が減少して、パーンと張っていた真皮層の組織がゆるんでシワやたるみとなって現れます。
線維芽細胞を増やすには
じゃあ、線維芽細胞をじゃんじゃん増やすにはどうしたらいいか
一番確実に爆発的に増やし今あるお肌を変えるのは「再生医療」。
やはり美容医療に勝るものはありません・・・(*_*)
採取した皮膚から線維芽細胞を培養して移植する方法が確実ですが、お値段は何十万~~です。
今あるお肌を維持しつつも、線維芽細胞の減少を予防する方法としてご提案できるのが美容鍼です。
線維芽細胞の働きの一つに、傷がつくとその傷ついた組織に移動して大量のコラーゲンを作り傷の修復を助ける働きがあります。
この働きを利用したのが美容鍼でもあります。
施術前後すぐにお肌がパーーンということはありませんが、
継続して線維芽細胞に傷をつけて活性化させることで、何もしない1年後よりもお肌に変化をもたらしますよ、というのが美容鍼です。
確実な変化を求めるなら美容医療ですが、穏やかにアンチエイジングをお考えでしたら美容鍼もおススメです。
もちろん併用も◎
若々しいお肌の秘訣は「線維芽細胞」重要なワードですね(^^)