たるみのサインは
たるみの代表的なサインとして、
▶ほうれい線やマリオネットライン、目の下のたるみが目立ってきた
▶顔と首の境界があいまいになってきた
▶頬の毛穴が目立ってきた
▶おでこの横ジワが消えなくなってきた
などが、たるみ現象としてよく耳にするお悩みです。
たるみのサインは、正面から見た時より斜め横から見た時のほうが分かりやすいため、
普段正面からしかお顔を見ないと、初期のたるみサインを見逃していたりします。
たるみはシミやニキビなどのお肌トラブルとは違い、
お肌の「老化」と深い関係があると言われております。
ですので…
老化は誰にも止められない=たるみのないお肌をキープするためには毎日のケアが欠かせません。
たるみの種類
たるみは、どこのたるみがお悩みかによって、最適なアプローチ方法が異なります。
皮膚たるみ
肌弾力が減っている状態です。
真皮層の弾力を産み出すコラーゲンやエラスチンの生成力が落ちて、皮膚にハリがなく緩んだ状態になります。
皮膚が緩むと、毛穴が重力に負けて下に引っ張られますので、涙型に拡がった毛穴になって目立ってきます。
特に頬に目立って出てくるのが毛穴たるみです。
この場合は真皮層の代謝活性を高めていく必要があり、経皮吸収するお化粧品の届く範囲ですので(物により)、
基礎化粧品で毎日コツコツ肌育を継続していくと効果的です。
ハリ・弾力に関わる真皮層のターンオーバーは3~5年と言われておりますので、
気を長くもって、毎日取り組む必要があります。
脂肪たるみ
脂肪が下がって起きてくるたるみです。
加齢に伴って脂肪が委縮や下垂してくると、
脂肪がもともとない方は頬コケしたり、シワが深く入ります。
逆に脂肪が多い方はほうれい線やマリオネットラインに脂肪が被るため目立ってきます。
目の下のたるみが大きい方も、眼窩脂肪が突出して起こる現象です。
脂肪の付き方や量は個人差があり、美容医療で調整するのが一番効果的で、
中々エステなどで改善は難しい分野です。
ただし、
日によってたるみ具合が異なる場合などは、代謝や循環力が落ちて脂肪に含まれる水分量が増えて、
脂肪そのものが重くなっている可能性がありますので、
水はけを良くしてむくみを取ることでたるみを軽減することは可能です。
脂肪たるみが進むと、皮膚が引っ張られて伸びてしまい、結果皮膚たるみも悪化しますので、
脂肪たるみは少々厄介な部分ではあります。
筋肉たるみ
筋肉は体と繋がっていて、体の骨格構造との関係が深いです。
骨格構造が崩れると、頭の位置が前にずれることで各関節の連動性も崩れ、
そこに付着する筋肉(筋膜)の位置もずれてきます。
骨格構造の崩れは、
・フェイスラインのもたつき
・鼻が横に拡がる
・目が小さくなる
・おでこの横ジワができる
などの変化を引き起こします。
また、ずれた骨格・関節に筋肉が付着しているので、筋肉そのものの動きが悪くなることで、
血流や代謝は下がり、それが老化を加速させます。
普段使わない筋肉は筋肉量も減っていくことで、皮膚内部の容積が減ると、
内側から押し出す力が減りますので、それもたるみにつながります。
筋肉たるみは、まずは体の骨格構造から正しくすることで引きあがってきますし、
普段、最大限に使えていないお顔の筋肉を運動させることで変化してきます。
年齢に伴う骨格構造筋の崩れや顔の筋トレも、一度で変化を維持できるものではないので、
継続することが必要です。
まずは1番気になるたるみの原因から
たるみが気になりはじめたら、
皮膚・脂肪・筋肉のどれか一つの老化が始まっているわけではなく、
複合的に始まっています。
もちろん全部をケアしていくことがベストではありますが、
例えば
▶たるみ毛穴が気になる方は、
筋肉にアプローチするより皮膚にアプローチした方が効果的
お肌の細胞を活性してくれる基礎化粧品やサロントリートメントがお勧めです。
▶フェイスラインのたるみが気になる方は、
お化粧品で何とかしようというより筋肉にアプローチした方が効果的
美容鍼や体のケアと併せて骨格構造から変えていくのがお勧めです。
まずは1番気になっているたるみの原因から!
エステや美容鍼は、長期的に「お肌を育てていく美容法」なので
穏やかな変化で、さらに将来的な美肌に繋がる予防美容になります。
老化によるお顔のたるみを一回で劇的に変えるのであれば、美容医療がお悩みの解決も早いです。
エステの良い所は、
老化を引き起こしている原因から何とかしましょう!という取り組みなので、
エステを継続することでお肌が育てば、急にシミが増えたり、たるみが進んだり…ということにはなりません。
たるみは40歳を過ぎると、どうしても気になってくるお悩みの一つです。
セルフケアに+αが必要になってくる年代でもありますので、
ワンランク上のアンチエイジングを始めるなら、気になり始めた「今」!(^^)