睡眠時間が短いと
先日、新聞で日本人の女性は睡眠時間が短いという記事がありました。
寝ている間に分泌される成長ホルモンは、身体のあちこちの不具合や傷んだ細胞を修復してくれます。
睡眠時間が短く、成長ホルモンが分泌されてから身体の修復に充分な時間が取れないと、疲れや痛みをはじめ、中々不調が改善しません。
つまり、たっぷり寝ることは、元気で活動的な毎日を過ごすためには必須条件です。
睡眠には血流が大事
よく『寝たいのに寝れない…』
そんな方もいらっしゃいます。
良質な睡眠をたくさん取るためには、実は血流が深く関係しています。
赤ちゃんがスヤスヤたっぷり眠れるのはこの血液循環が良好だから。
血流と睡眠には、その間にさらに『脳』が深く関係してきます。
『良質な睡眠⇄脳⇄血流』
脳は日中、生命活動を始めさまざまな刺激によってオーバーヒートしている状態。
オーバーヒートした脳の中の熱が下がらないと、スヤ〜っと眠れないのです。
脳の熱を下げる?!
ってどうしたらいいかと言うと、体にその熱が降りてくればいいわけです。
つまり体の血液の巡りがよいと、脳に溜まった熱は体にも降りてきて、体は抹消の毛細血管から余分な熱を放出します。
毛細血管の体温調節の働きが寝る時にも使われているのです。
たとえばストレスで寝れない場合。体の中で起きているのは、
①ストレスによる交感神経の緊張
↓
②血管が収縮し血液循環が悪化
↓
③脳のオーバーヒートした熱が体に降りない
↓
④眠くならない。
という事が一つの機序として起きている可能性があります。
そのほかにも血液循環を悪くする理由は、
・食べ過ぎて消化器官に血液が回ってる
・疲労し過ぎて血液循環が悪くなる
・冷え性、貧血、低血圧などの体質
・女性ホルモンの分泌の低下
・加齢による血液循環の低下
などの理由もあります。
眠りと血液循環、そして血液循環に影響する原因、ここまでセットで体の中で何が起きているかを考える必要があります。
まずは病因病理を知ることが、健康の第一歩!ですね(^^)