日焼け止めの選び方
SPF・PAで選ぶ
SPFは、紫外線B波を防ぐ時間の長さの指標です。
SPF1=20分間を基準としています。
SPF20(6時間半)SPF30(10時間)SPF50 (16時間半)
紫外線B波は、太陽から届く紫外線の約1割と少ないのですが、お肌へ与える刺激が強いのが特徴です。
短時間でも肌が赤くなるサンバーン(日焼けによる炎症)や、数日後に肌が黒くなるサンタン(色素沈着)を引き起こす作用があります。
波長が短く刺激が強い紫外線B波は、炎症やシミの原因となるだけではなく、肌表面の表皮細胞やDNAを傷つけることがあります。
PAは、紫外線A波を防ぐ強さの単位です。
「+」が増えるほど、防御力は高くなります。
紫外線A波は、太陽から届く紫外線の9割を占め、勢いはないのですが、じわじわと蓄積的なダメージを与えます。
お肌の奥の真皮層まで届くので、お肌の弾力を担う真皮層にダメージが蓄積するとハリがなく萎えたお肌の原因になります。
また、すでにできたメラニン色素を酸化させて、肌を黒くする作用もあります。
「SPFもPAも、強ければ安心」そんなイメージがありますが、
数値の大きい日焼け止めは、日焼け止めそのものがお肌にとってストレスになることもあります。
せっかく紫外線からお肌を守っても、日焼け止めでお肌にダメージを作ってしまっては勿体ない。
本来は、夏の紫外線が高まる時期は特に、普段使い・外出用・レジャー用などその時の用途に併せて日焼け止めを使い分けるのが一番です。
「日焼け止めは1本にあらず」です。
テクスチャーで選ぶ
日焼け止めはテクスチャーで分類すると、クリーム・ミルク・ジェル・ローション・スプレー・パウダー・スティックなどがあります。
絶対日焼けしたくない!時に一番大事なのは、肌へ塗ったときの分厚さです。
どんなに強力な日焼け止めでも、少量をうすーーく引き延ばしては意味がありません。
肌への密着度、分厚さをしっかり出すのであればクリームやミルクタイプがおススメです。
こってり分厚く塗れます。
夏の炎天下のもと1日外にいる、なんて時には、こってる塗れるタイプの日焼け止めを一つ持っておくとよいです。
また、朝日焼け止めを塗って、昼間買い物に出かける時は、出かける前にもう一度日焼け止めを重ねることをお勧めします。
いくらSPF50で16時間半は持つ!というデータがあっても、実際は摩擦や皮脂で落ちていて一度塗ったらOKということはまずありません。
しっかりと小まめに塗りなおすことが大切で、その際に使いやすいのはスプレータイプ。
メイクの上からでもシュッとひと塗りするだけで、紫外線から守られる安心感は全然違います。
原料で選ぶ
日焼け止めには
「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。
敏感肌などで使用されていてお肌への負担が少ないのは「散乱剤」ですが、UV効果が高いのは「吸収剤」です。
塗ったときに白浮きするのは「散乱剤」で、白くならずに肌に馴染むのは「吸収剤」です。
吸収剤はお肌に悪いというイメージが先行しますが、用途によってはどちらが良いとは言い切れません。
ただ、最近では美容のテクノロジーも進んでいますので、散乱剤でも白浮きしないもの、吸収剤でも敏感肌にも使用できるものが多く出てきています。
・白浮きしたくない→白浮きしない散乱剤、吸収剤でも敏感肌に使用できるもの、
・肌に負担はかけたくない→散乱剤
・1日レジャーなのでしっかり日焼け止めしたい→吸収剤、吸収剤でも敏感肌に使用できるもの
など、用途と希望に合わせた日焼け止めを選ばれると良いかと思います。
おすすめの日焼け止め
グランハリバースからおススメの日焼け止めをご紹介。
お肌へにストレス・負担を極力低減した上でのUV効果ですので、SPF・PAともに低いデイリー使い用の日焼け止めになります。
①日焼け止め+CCクリーム
「塗っていることを忘れるほどの軽いテクスチャー」
SPF15/PA+
6600円
人幹細胞培養液5種配合のCCクリーム。
夕方になってもくすまず、油浮きや化粧崩れもしにくいです。
ライティング効果で、マットな仕上がりではなくツヤ肌寄りになります。
②UVスプレー
「瞬間的リフトアップ型UVスプレー」
SPF15/PA+
7480円
透明なので、お出かけ前や途中でも、メイクの上からUV対策ができます。
凍結神泡炭酸が入っているので、つけた瞬間は炭酸効果で引き締まりリフトアップ効果も。
③超敏感肌に
「日本初の水溶性紫外線散乱剤のみで処方したUVゲル」
SPF27/PA+++
5280円
ダチョウ抗体原料配合により敏感肌やアトピー肌、かゆみにも有効。
0歳児でも使用できます。
SPF/PAの数値が高めでも、お肌にまったくストレスになりません。
この3つは、デイリー使いでしたら十分なUV効果があります。
お肌に負担をかけずに美肌を作りつつ、紫外線からは守ってくれる日焼け止め達ですので、安心してお使い頂けます。
ただ、レジャーや1日炎天下の下にいる、なんて時は、その時用の強力な1本があった方がよいかと思います。
冒頭にも書きましたが、「日焼け止めは1本にあらず」
用途に合わせて使い分けて、夏の紫外線からお肌を守っていきましょう!!